のんびりとした日。
良い天気の日。
ぽかぽかした日。
こんな日は何か良いことがありそうだ。

極卒は、軍務で行き詰まった気分を変える為に、外に軽く散歩に出たのだった。




ハローハロー かみさま




室内も、日光が入ってきていたお陰で中々暖かかったのだが、外の方が暖かい。
極卒はのんびりと基地の中庭を歩いていた。
此処に来る途中、何人かの軍人に話しかけられた。
極卒が居るこの大日本帝國陸軍は、基本的に皆の仲が良い。
だが、極卒に話しかける軍人などあまり居なかった。
何故なら、あの國卒(大佐)が居るから。
不用意に話しかけると、後が怖いのだ。
まぁそんな事は隅に置いといて、極卒はただただ、のんびりと歩いていたのだった。


「今日は何て良い天気なんでしょうね…きっと良い事がありますよ。」


そんな事をのんびりと考えていると、近くの茂みがガサッと動いた。
不審に思った極卒は、ゆっくり茂みに近づき、茂みを覗いて見た。
そこに居たのは…………


「よっ極卒。元気してたか?ハロー」

「えっMZD…。えっと…ハロー?」


そこに居たのは、ポップン界の神様、MZDであった。


「そこで何をしてるんですか?」

「いやぁ〜最近極卒を見てなくて禁断症状が出そうだったからよ、此処から極卒の部屋を見てたんだ。」

「そ…そうでしたか……入り口で誰かに僕に用事だと言ってくだされば、案内しましたのに。」


それを聞くと、MZDは酷く驚いた顔をした。


「え…用事だって言えば中に入れてもらえるのか?!」

「多少時間がかかりますが…大体の場合中に入れますよ。」


それを知らなかったMZDは、此処でかなりの時間を無駄にしたのだった。
この場所から極卒の部屋を見ることは出来るが、やはり距離があるので小さく見えてしまうのだった。


「何だよ〜!!知らなかったぜそんなの!!」

「ウーノやヴィルヘルムなんかはそれでよく来ますけどね。」

「え…知らないの俺だけ?」

「そんな事は無いですよ〜?こんな所で話していても仕方ないですから、中に行きましょうかMZD。」

「お〜行く行く!」


極卒は、来た道を戻る。
今度はMZDと一緒に。


「?は一緒じゃないんですか?」

「あ〜…Σに預けたんだよ。たまには一人で…な。」

「そぉですか〜。あ、この間部下から美味しいお茶菓子を頂いたんですよ。食べます?」

「そりゃ〜食べてみてぇな。今から楽しみだぜ!」


とある晴れた日。
たまには神様とのんびりしたっていいんじゃない?









END


携帯で必死に書いてみたけど、短くなっちまった…orz
もっと神を動かそうとしたのに…。

暖かいと散歩したくなりません?







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